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静岡・東京 注染ゆかた

今回は、注染ゆかたについて書きたいと思います。注染は、現在もっとも一般的なゆかたの染色方法で、布の上に染料を注いで染める多色染めの技法です。江戸時代のゆかたの染色は『長板中形』でしたが、注染は明治時代末期に大阪で生まれて『注染中形』、『手拭(てぬぐい)中形』ともいわれています。今では東京や静岡でも生産されています。静岡では、静岡県郷土工芸品に指定され『浜松注染』とも呼ばれております。染色方法は、長さ1mの型紙を生地の上に置いて防染糊を全面に塗布して作業のたびに生地をたたみ返します。24枚または48枚に重ね合わされた生地の上に、模様の色が混ざらないように再び防染糊で堰(せき)を作り、色ごとに染料を注ぎ込みます。布の下には真空ポンプが配置されてたっぷり注いだ染料を吸引することで布の下まで染料が染み透ります。長板中形のように両面から防染しなくてもこのように両面が染まります。この技法の考案によって、両面染めだけでなく多色染めが容易にできるようになりました。伝統的な紺白ゆかたは『一色染め』、カラフルなゆかたは色ごとに染める『差分(さしわけ)染め』、2~3枚の型紙を使って差分染めを繰り返して繊細な模様を染める『細川(ほそかわ)染め』、の三種類の技法があります。参照 「きもののたのしみ」アシェット婦人画報社

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