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西陣織ができるまで【製紋(せいもん)】

今回は、西陣織の製紋について書きたいと思います。製紋は、織機に経糸の上げ下げの指示を出すデータをつくる工程です。設計図を元に織るのですが、これを機に伝えるために『紋紙(もんがみ)』が必要です。かつては、短冊形のボール紙で作ったものが主流でした。紋意匠図に基づいて33×4.5cmほどの紋紙にピアノ式紋彫機を使って経糸の上げ下げを指令をする穴をあけます。これを『紋彫り』と呼びます。人の手によって彫られた紋紙は、一つの図案に対して短冊が900枚前後必要だといわれております。織機にセットされた紋紙は、回転しながら一枚分ずつ織機(ジャガード)と接触して、穴のあいたところだけ織機の針が通って必要な経糸が引き上げられる仕組みになっております。現在は『紋紙フロッピー』が活躍しております。紋意匠図をコンピューターで読み取り製紋します。膨大な量の紋紙情報が1枚のフロッピーに収まるので画期的になっております。しかしながら、すべてコンピューターまかせというわけではありません。そこには細かい技術的な指示が必要なので織りのプロの力が深く関わっております。参照 「きものの基本」アシェット婦人画報社

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