京友禅ができるまで【蒸し】
今回は、京友禅の蒸しについて書きたいと思います。
『蒸し』は、色を定着させるために蒸気にあてる工程です。
地染めをした生地をよく乾燥させたら『蒸し』の工程に入ります。
部屋のような大きな蒸し箱が必要なので、天井の高い大きな工場でいっせいに行われています。
地染めや色挿しが終わった生地は、市内のあちこちから運ばれて来ます。
『蒸し』はきものの地色を定着させるために行うものです。
地色によって蒸し時間は異なり、濃い色ほど長く蒸します。
一般的には30~60分蒸しますが、長時間蒸す場合は数回に分けて蒸すこともあります。
短時間の蒸しを繰り返すことにより、材料の定着力が向上します。
これもまた手間のかかる作業です。
生地を木枠の内側についているピンに留めたら準備完了です。
木枠をかついで蒸し箱の中へセットします。
参照 「きものの基本」アシェット婦人画報社
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