亀屋佐兵衛の売場

今回は、現在東京きもの越谷店で行なわれている亀屋佐兵衛の売場の紹介をさせて頂きます。まず、入り口に亀屋の屋号ののれんがかけられております。

入って右手に製作の原画、製作に使った器具や糸、また皇室、外国のファーストレディーが来日したときにご説明されたときの写真などあります。

製作の原画は手描きで描かれており、非常に精巧に作られております。

これが帯の完成形になるために、ここから図案が作られていきます。織るのに使われる引箔(ひきばく)。お札に使われているのと同じ三椏(みつまた)和紙を使い糸状に裁断されたものです。

こちらの糸は、14デニールという非常に細い糸が使われている糸の見本です。髪の毛よりも細い糸です。この糸で織ることで柄の細かさや緞子といった光沢のある生地が作られております。

このように非常にこだわった素材を使いながら加納幸さんの帯が作られております。

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