「綾羅」の帯
今回は、京都西陣の平野屋さんの「綾羅」の帯をご紹介させて頂きます。
こちらの帯は、京都西陣の平野屋さんの「綾羅」の帯です。糸を天然の染料で染めている全通の袋帯です。織りは、「綾羅」という織りで羅織物に見られる独特の”よろけ模様”を二重組織で織り上げて文様を柔らかく、幻想的に表現して織られています。染めは、天然染料(備長炭染め、桃皮染め、栗皮染め、藍染め、柿渋染めなど)を使って先染めされた糸を使われています。柔らかさと”こく”のある色彩が一味違う「上質感」を出しています。備長炭染め”木炭の王”と言われている備長炭を細かく砕いて、混合液として糸を先染めして使われております。
桃皮染め山桃(楊梅)の樹皮から抽出して凝固したエキスを細かく砕いて、混合液として糸を先染めして使われております。
栗皮染め栗の皮を細かく砕いて煮出して、色々な媒染剤(アルカリ・ベージュ系、鉄媒染・濃灰色等)を使って発色させて混合液として糸を先染めして使われております。
藍染め
柿渋染め柿渋液は、柿渋を潰して貯蔵しておくと発酵します。約2年で発酵が止まるそうです。この柿渋の原液を混合液として糸を先染めして使われております。このように染めにも、織りにもこだわりを持った帯を作られているのが京都西陣の平野屋さんです。この素晴らしい帯を今回取り扱わせていただきました。
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