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「ぬれぬき」の帯

今回は、京都西陣の平野屋さんの「ぬれぬき」の帯をご紹介させて頂きます。

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こちらの帯は、京都西陣の平野屋さんの「ぬれぬき」の帯です。「ぬれぬき」の「ぬき」とは、緯糸(よこいと)のことです。一般の帯地は、生地に張りを持たせるために糊(樹脂)を付けた緯糸で織られています。「ぬれぬき」の帯の緯糸は、糊の変わりに水で濡らして織って行くので、絹本来のしなやかでコシのある独特の風合いになります。「ぬれぬき」は、水を使うので織るのが難しいと言われております。水を使うため毎日の温度、湿度の微妙な違いを感じ取って糸の湿り具合を調節したり、昼食の間や次の日の織り出しにも非常に神経を使うそうです。そのため、職人に高度な技術が必要になっているそうです。「ぬれぬきの帯」は、今も昔も限られた職人しか織ることが出来ない伝統工芸品になっているそうです。この「ぬれぬき」は、中世から近世にかけて最も高貴な織物とされていて、天皇、将軍の衣装、そして能衣装のような限られた衣装に使われていたそうです。「ぬれぬき」の緯糸は、バットに水を張り一昼夜、緯糸を浸します。絵筆は、製織中に緯糸を湿らすために使うそうです。管に巻いた緯糸を杼(ひ)にセットして杼を経糸(たていと)の間に通して織り込んでいくそうです。

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